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所信表明 (平成19年12月議会市長挨拶)



皆さんおはようございます。

平成19年第5回廿日市市議会の開会に当たりまして、ごあいさつを申し上げます。
議員の皆様がたには、公私とも大変ご多忙の中、ご参集を賜り大変ありがとうございます。

10月21日に執行されました市長選挙におきまして、多くの市民の皆様のご支援により、当選の栄に浴させていただきました。今、約半年ぶりに議場に立たせていただき、市民の皆様がたに対する感謝の気持ちや第3代目の廿日市市長という重責を背負っていることを痛感をいたしておるところでございます。

また、市長選挙と同時に執行されました市議会議員補欠選挙において、第1選挙区では半明晃二氏が、大野選挙区では浜本光司氏がご当選をされ、新たに廿日市市議会議員となられております。お二かたには心からお喜びの言葉を申し上げます。

さて、市制20年を振り返りますと、半明英夫初代市長におかれましては、4期13年の長きにわたり、町長、市長として廿日市市の発展のため一心に情熱を傾けられました。とりわけ昭和63年4月には、困難な時代ではありましたが、県内13番目、全国655番目となる市制の実現を果たされ、廿日市市発展の礎を築かれました。

また、山下三郎2代目市長におかれましては、4期16年の長きにわたり、市長という重責を全うされました。その1期目、2期目には、都市基盤づくりに尽力され、スポーツセンターサンチェリーや文化ホールさくらぴあ、市民図書館など、スポーツや文化の拠点を整備されました。また、任期の後半におかれましては、県西部の拠点都市として、市街地開発や道路整備を進めながら、平成15年3月には佐伯町、吉和村と、平成17年11月には大野町、宮島町との合併をなし遂げられ、豊かな自然、人材、文化を持つ新生廿日市市が誕生いたしました。

お二人のご功績に対し、改めて深く敬意と感謝を表したいと存じます。

私も、お二かたに負けないくらいの情熱を持って、新生廿日市市の更なる発展のために努力してまいる所存でございますので、議員皆様がたのご指導、ごべんたつをよろしくお願いを申し上げます。

それでは、市長として初の議場でのごあいさつでありますので、この場をおかりし、私の市政推進に対する所信の一端を申し述べさせていただき、あいさつとさせていただきたいと存じます。

さて、私は、この度の選挙でローカルマニフェストをお示しし、まちづくりの基本的な政策とそれを実現するための具体的な施策をお約束いたしました。その内容が私の所信ともなりますので、このマニフェストに沿って申し述べたいと思います。

まず、本市は、2度の合併を経て、都市部、中山間部、島しょ部を含む変化に富んだまちとなりましたが、本市を取り巻く社会状況は、人口減少、少子高齢化の進展、更には地方分権改革と大きく変化しつつあります。また、財政状況は硬直化の度合いを深めており、廿日市市のまちづくりは大きな岐路に立っていると言っても過言ではありません。

そこで、私は、三つの改革の理念、チェンジ、チャレンジ、クリエートを掲げ、新しい時代にふさわしい新たな行政システムを構築し、一つ、平和の重みと大切さを基調とした市政の確立、二つ、市民とともに考え、行動し、躍進する市政の確立、三つ、市民が夢をはぐくみ、創造力を培う市政の確立、四つ、透明性のある公正公平で温かみのある市政の確立を市政運営の柱として、新生廿日市市が持続的に発展する道筋を切り開きたいと考えております。

また、まちづくりの理念として、「つながり、にぎわう、明日のはつかいち」を掲げ、人と人、地域と地域がつながることによってにぎわいが生まれ、夢と希望のある明日の廿日市を市民の皆さんと一緒に作ってまいりたいと思っております。そして、このようなまちづくりに四つの行財政改革と五つのまちづくり戦略に取り組む所存でございます。

行財政改革では、まず小さいけれど柔軟で、厳しい時代に打ち勝つことのできる市役所づくりを進めます。財政改革を断行し、市民本位の機動的な市役所にしたいと考えております。

現在の財政状況は、市制始まって以来はじめての大きな危機にあります。この危機を何としても乗り越えなければ、明日の廿日市市はありません。正に大きなチャレンジであります。そして、この変革へのチャレンジは、市民の皆様の理解と職員の協力なくしては決して成功しないものであります。

この度の選挙を通じて多くの市民の皆様と対話をさせていただき、そこからわかりやすく市政を理解いただくことの重要性と直接対話の大切さを学びました。しかし、私一人の対話の努力では、とても理解は進まないことも痛感をいたしました。そこで、2点目の市民とのつながりを大切にする行政が非常に重要であると改めて思ったところであります。私を含め幹部の職員が積極的に地域に出かけ、市民の皆さんとの対話によって市政への理解を深め、市民の皆さんの声に耳を傾けることや、市民の皆さんと職員の対話の機会を様々に設けていくことを進めてまいりたいと考えております。

3点目は、市民本位のサービスを提供し続ける行政を推進していきたいと考えております。市民の皆さんの声をしっかり聞き、市民の皆さんの満足度を高める質の高い行政サービスを提供してまいりたいと考えております。

4点目には、量から質へ成果を重視する行政であります。財源の限られる中、すべてのニーズに対応する量を求める行政は難しくなっております。あれもこれもではなく、あれか、これかの選択と集中により、しっかり成果を上げてまいりたいと考えております。

そして、このような行政経営を進めるためには、市役所の体制づくりがまずは重要であると考えております。今後編成しなければならない平成20年度の組織体制は、できるだけコンパクトで効率的なものとしたいと考えておりますが、この度の議会へ提案をしております副市長2人制も、市民の皆さんの市政への理解と行財政改革を推し進めるための体制づくりとして重要であると考えております。是非とも議員各位のご理解をいただきたいと思います。

次に、新しいまちづくりを目指した五つのまちづくり戦略であります。

1点目は、協働のまちづくりです。市民の皆さんや地域の様々な力を強化し、結集することによって、時代の変化に対応できる廿日市市ならではの協働のまちづくりを一層進めてまいります。

2点目は、子育てと教育であります。安心できる子育て環境としっかりした教育環境のもと、健康で確かな学力と柔軟な発想力を備え、廿日市市と地域に愛着と誇りを持ち、自信を持って飛躍していく子どもたちを育てるまちにしたいと思います。

3点目は、環境であります。環境保全のトップランナーとして、地球環境の改善に貢献する様々な試みに挑戦し、その成果を国内外に発信していく、廿日市市ならではの環境への貢献をしていきたいと考えています。

4点目は、観光と文化交流であります。日本三景、世界文化遺産である宮島を核とし、西中国山地の豊かな自然などと連携した観光振興を積極的に推進し、まちに様々なドラマが生まれ、新たな文化が創造されることにより、多くの人を引きつける千客万来のはつかいちを作ってまいります。

5点目は、新しい活力であります。都市機能の強化や産業の活性化に必要な投資を行い、将来のまちの発展、成長の基礎づくりを着々とやっていきたいと考えております。

これから4年間、市民の皆さんとともに「つながり、にぎわう、明日のはつかいち」のまちづくりを進めるために、この四つの行財政改革と五つのまちづくり戦略を基本として、具体的な取り組みを実施をいたします。

最後に、繰り返しになるかもしれませんが、分権型社会において重要だと考えておりますことについて、2点ほど申し上げます。

1点目は、地域における自治であります。地域における住民サービスを担うのは、すべて行政の役割なのだろうかということであります。総務省では、まだ耳慣れない言葉でありますが、新しい公共空間の形成ということを盛んに提唱し始めております。これは公共サービスを民間や地域が担うということであります。これは市の財政事情が悪いから経費削減を図ろうということではありません。民間のサービスをすべて利益追求として片づけるのではなく、公共的な性格をあわせ持っているということに着目をし、それを積極的に社会資源として活用する仕組みを作り出していこうとする試みであります。

また、地域でできることは地域で担っていただくということで、地域に人と人のつながりが生まれ、そのことによって市民生活がより充実し、豊かさを実感できるものになるのではないかと考えるのであります。

民間委託の推進指針は今年中に策定したいと考えておりますが、地域における自治については、今後、自治のための組織や役割といったルールづくりを市民の皆さんと議論していきたいと考えております。

2点目は、地域の課題などを地域住民と市役所が心を合わせ、力を合わせて解決していく協働の推進であります。

学級崩壊の多い地域は、地域のコミュニティや人と人との交わりが活発でない地域であると指摘する人もいます。学校を地域とともに支える仕組みづくりが必要と考えています。また、福祉施策についても、地域と力を合わせ、できるだけ支え合いながら、地域で生活していける社会を作ることこそが重要であると考えるのであります。

そのためにも、地域で多くの住民の皆さんが参加する対話の機会を作ることや、市の職員が地域に出かけていき、わかりやすく情報を提供することに努めなければなりません。支所や公民館などが地域の皆さんの協働に向けた取り組みを推進するようにしたいとも考えております。

以上、少々長くなりましたが、私の所信を述べさせていただきました。はじめに申し上げましたように、私に与えられました任期の間、新生廿日市市のために全力で取り組んでまいる所存であります。議員の皆様のご支援、ご協力を賜りますよう切にお願いを申し上げます。



 


【問い合わせ先】 廿日市市役所 秘書課 秘書係 電話:0829-30-9103 FAX:0829-32-1059


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